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【ドローンによる写真撮影】セスナ機・ヘリコプターの空撮との違いや費用の相場を徹底解説

「空撮を取り入れた映像作品を作りたいけれど、ドローンでの航空写真撮影はいくらかかるのかな?」「セスナやヘリコプターでの撮影とどう違うの?」と迷っている方はいませんか?

この記事では、ドローンによる航空写真撮影の特徴や依頼にかかる費用を解説します。後半ではドローン撮影に必要な機材・機能の紹介もあるので、自分で機材を揃えてスタートしたい方もチェックしてください。

ドローンとは?無線で操作が可能な小型の無人航空機

東京オリンピック開会式の空中ショーやイベントの中継にも使われているドローン。一般的に、無線によって遠隔操作できる小型無人航空機のことを総称して「ドローン」と呼びます。

「ドローン」に分類される小型無人航空機は、以下です。

 

  • ドローン
  • マルチコプター(マルチローターヘリコプター、マルチローター)
  • 農薬散布用ヘリコプター
  • ラジコン機

 

 

航空法では100g以上の機体を無人航空機として扱い、100g未満の機体は模型航空機に該当します。

ドローンとセスナ機・ヘリコプターの航空写真撮影の違い

一昔前は、空からの撮影といえばセスナ機やヘリコプターを使用した大がかりなものでした。ドローンによる無人機での空撮ができるようになり、撮影コストの削減や納期、撮影できる現場も大きく変化しています。

ドローンとセスナ機・ヘリコプターの航空写真撮影はどのような違いがあるのでしょうか?

この章では、上記3種の航空機による空撮の特徴と、そのメリット・デメリットについて解説します。

ドローンによる航空写真撮影の特徴

ヘリコプターやセスナ機は機体が大型で、操縦者とカメラマンが乗り込む有人飛行です。逆に、人が乗り込むことなく、無人機から撮影できるのがドローンの特徴です。ここからは、ドローンによる航空写真撮影のメリット・デメリットを詳しく紹介します。

ドローンによる航空写真撮影のメリット

ドローンによる撮影のメリットとして、以下が挙げられます。

 

  • 近接撮影が可能
  • 撮影の自由度が高い(場所・アングル)
  • コストが安い

 

ドローンのセスナ機・ヘリコプターに対する絶対的なアドバンテージは、撮影コストの低さです。ドローンの機体は数万円〜数十万円で、スタッフも少人数。有人飛行に比べると、人件費も少なく、コストは大きく抑えられます。

また、被写体に迫って近接撮影ができるのは、小型のドローンだからこそ。ビルの建物点検にも使われるように、高く危険な場所・狭い場所にも入れることから、撮影の自由度も非常に高いと言えます。人が乗っていない分、アクロバティックな動きでの撮影も可能です。

ドローンによる航空写真撮影のデメリット

ドローンを使っての空撮には、メリットだけでなくデメリットもあるので知っておきましょう。

 

  • 高度150m以上からの撮影は許可が必要
  • 悪天候では飛行・撮影が難しい

 

小型サイズだからこそ、強風や悪天候によるコンディションが悪い状態では、撮影が難しいというデメリットもあります。

また、航空法によって飛行高度の規制があることも知っておきましょう。他の航空機との接触など、空の安全を守るために、高度150m以上の上空からの撮影では特別な許可が必要です。

セスナ機による航空写真撮影の特徴

セスナ機とは、アメリカの軽飛行機・ビジネス機メーカーであるセスナ社製の飛行機です。乗員8名以下の固定翼の飛行機で、遊覧・移動・撮影のほか、災害時の調査でも活躍しています。

セスナ機による航空写真撮影のメリット

ドローンでの撮影よりもセスナ機の方が向いている撮影もあります。

セスナ機での撮影のメリットとして、以下が挙げられます。

 

  • 安定した飛行が可能
  • 高速飛行をしながら撮影可能
  • 高い高度からの撮影が可能

 

セスナ機は、人が乗って移動できるように安定した飛行が可能です。ドローン以上の速度もあり、ドローン以上の高度で飛行できる分、高い高度でも安定した撮影ができます。

比較的天候が悪くても飛行でき、スピードも出せるので、長距離を短時間で撮影したい場合にはセスナ機がおすすめです。大自然や大規模な公園の撮影など、広大な場所を上空から撮影したい場合に活躍しています。

セスナ機による航空写真撮影のデメリット

有人飛行のセスナ機は、カメラマン以外に操縦者・整備スタッフの人件費や、機体の準備、保険加入など、費用が数十万~数百万の大がかりな撮影となります。

セスナ機を使った空撮のデメリットとして、以下が挙げられます。

 

  • 低空での撮影(高度150m以下)の撮影が難しい
  • 常に前に飛び続けるため一カ所に留まっての撮影ができない
  • 撮影コストが高い

 

ドローンと違って、セスナ機は宙に浮いた状態でキープするホバリングができません。また、低空飛行もできないため、撮影できるシーンの制限があります。

ヘリコプターによる航空写真撮影の特徴

ヘリコプターによる撮影は、セスナ機と同じく有人飛行での撮影です。同じ有人飛行ですが、撮影できる内容に違いがあります。

ヘリコプターによる航空写真撮影のメリット

前に飛び続けるセスナ機と違って、ヘリコプターは同じ位置で飛び続けるホバリング撮影ができるメリットがあります。また、ドローンと同じく、自由自在なポジショニングやアングルも有効ですが、有人飛行という点でドローンとは大きな違いがあります。

ヘリコプターを使った空撮のメリットとして、以下が挙げられます。

 

  • 定点撮影が可能
  • 撮影の自由度が高い(場所・アングル)
  • セスナ機よりコストが安い

 

ドローンより高い高度での飛行ができるため、高い場所からのホバリングしながらの撮影にも向いています。

また、ある程度の近接撮影も可能ですが、ヘリコプター自体が大きいため、ドローンほどの接近撮影はできません。また、コスト面でも、セスナ機よりは安価となります。

ヘリコプターによる航空写真撮影のデメリット

ヘリコプターからの撮影の留意点として、以下が挙げられます。

 

  • 低空では撮影が難しい
  • コンディション(強風・天候)によっては飛行・撮影が難しい

 

ヘリコプターは空の安全を確保するために、発着時を除いて最低安全高度を維持しなければなりません。海上では150m以上と決まっており、低空飛行での撮影は不向きと言えます。

また、天候にも影響されやすく、強風や悪天候では撮影が困難です。

ドローン・セスナ機・ヘリコプターによる航空写真撮影の費用相場

「空撮の料金ってなんとなく高そう」と思われていませんか?ここでは、ドローンと、ヘリコプター、セスナ機を使用しての写真撮影の相場をまとめました。

航空機の種類 費用相場
ドローン 5万円~
セスナ機 撮影費5~10万+チャーター費5~10万(1時間当たり)
ヘリコプター 30万円~

 

上記の費用相場はあくまで基本料金であり、撮影の内容によってオプション料金が追加されます。

撮影機材・機体をよりハイスペックなものに変更する場合や、遠方や撮影が難しい場所であれば、その分だけ滞在費やスタッフの人件費が加算されると考えておきましょう。

 

ドローンによる空撮が適しているシーン

ドローンだけでなく、ヘリコプター・セスナ機を使っても撮影可能な空撮ですが、それぞれに得意・不得意があります。

ドローンを使った撮影が適したシーンは、以下のようなケースです。

 

  • 手軽で低コストの撮影をしたい
  • 近接距離での撮影をしたいとき
  • リアルタイムで撮影データを確認しながら撮影したい
  • ヘリコプターやセスナが入れないような狭い空間で撮影をしたいとき
  • 人の立ち入りが難しい場所を安全に撮影したいとき

 

ここからは、ドローンによる空撮が適するシーンについて詳しく解説します。

手軽に安価に済ませたいとき

価格の安さで比較するのであれば、断然ドローンに軍配が上がります。セスナ機とヘリコプターは有人飛行なので、カメラマンと操縦者、整備のスタッフの人件費が必要です。さらに、セスナ機とヘリコプターのチャーター費用も数十万単位で発生します。

また、機体の大きいセスナ機・ヘリコプターは離発着できる場所に限りがあり、いつでも飛ばせるわけではありません。

限られた場所でも離発着でき、安価に撮影を希望する場合はドローンがおすすめです。

近い距離からの撮影をしたいとき

セスナ機・ヘリコプターは高度150m以上の上空からの撮影に向いていますが、ドローンは150m以下で近い距離からの撮影が可能です。

人の表情や場所を詳細に撮影したい場合には、ドローン撮影が向いています。接近しての撮影から、徐々に離れていく、またはその逆の演出も可能です。

撮影した写真をリアルタイムで確認したいとき

無線で操縦するドローンは、モニターごしに、写真・映像をリアルタイムで確認しながらの撮影が可能です。

セスナ機・ヘリコプターでは、カメラマンが撮影した映像をチェックできるのは着陸してからとなります。リアルタイムで確認しながら撮影できるのは、ドローンの大きなメリットです。

撮影しながら、細かなアングル・演出の調整もできるため、制作時間も短縮されます。

狭い空間で撮影をしたいとき

セスナ機・ヘリコプターは、機体が大きいため、狭い場所・入り組んだ地形での撮影には不向きです。コンパクトなドローンは、セスナ機が入れないような狭い空間でも易々と入り込んで撮影できます。

ドローンでは、これまでは難しかった橋の下をくぐり抜けたり、木立ちを駆け抜けるような演出も可能となりました。

人が入れない場所を撮影したいとき

人が立ち入りできないような危険な場所の撮影でも、ドローンは活躍しています。

最近はドローンを使った点検作業もメジャーです。屋根の上や工場プラント、高いビルの点検作業など、人間が行うには危険な場所での作業をドローンが代わっています。

また、災害現場では、セスナ機やヘリコプターが入れない場所でも被害確認や被災者探しで活動できるドローンの働きに注目されています。

ドローンによる空撮が向いていないシーン

コンパクトボディで様々な場で活躍するドローンですが、逆に向いていない撮影もあります。

ドローンによる空撮が向いていないシーンは以下の2つです。

 

  • 高度150m以上上空からの撮影
  • 短時間で広範囲を撮影したいとき

 

ここからは上記のドローン空撮が不向きなシーンについて詳しく解説します。

高度150m以上からの撮影

ドローンが飛行可能な高度は、航空法で制限されています。他の航空機との接触を防ぐためです。

高度150m以下までは、包括申請を取得していれば飛行の度に申請不要で飛行できますが、150m以上は航空法に基づいた許可申請手続きが必要となります。

高度150m以上の撮影には対応しないドローン撮影業者もあるため、専門業者の依頼を検討中の方は注意してください。

短時間で広範囲を撮影したいとき

小型のドローンは、セスナ機やヘリコプターほど飛行速度は出ません。セスナ機・ヘリコプターの飛行速度は時速180km程度ですが、ドローンの飛行速度は時速60km程度と言われています。

広範囲を撮影したい場合は、ドローンでは移動に時間がかかりすぎるという難点も。短時間で広範囲を撮影したい場合は、飛行速度のあるセスナ機・ヘリコプターが向いています。

ドローン撮影のために必要な機材

ドローン撮影は、ドローン本体だけあればすぐに撮影できるわけではありません。ドローンを操縦するための機材の準備も必要です。

ドローン撮影のために必要な機材

 

  • ドローンの機体
  • ドローンのバッテリー
  • 送信機
  • タブレット・スマホ

 

ここからは、上記のドローン撮影のために必要な機材について説明します。これから撮影のために機材を揃えたい方はチェックしてください。

①ドローンの機体

ドローンの種類は豊富で、小型〜大型サイズやオプション装備など、シーンによって使い分けています。

ドローンの機体

 

  • 100g未満で登録が不要な「トイドローン」
  • 撮影にぴったりな「カメラ付きドローン」
  • 災害時や点検などに利用できる「産業用ドローン」

 

ここからは、ドローンの機体の種類とその用途について詳しく解説します。

100g未満で登録が不要な「トイドローン」

トイドローンは、本体重量100g未満で、「模型航空機」に分類されるドローン。手のひらに乗るくらいのコンパクトさで、持ち運びも容易。屋内でも練習しやすいため、初心者練習用としてもおすすめします。

模型航空機に該当するのは、重量100g未満のラジコンやマルチコプターです。航空法では、100g以下の無人航空機の登録申請は不要なので、気軽に使えるのもトイドローンのメリット。「Toy」と言われるだけに、趣味で楽しめるモデルです。

撮影にぴったりな「カメラ付きドローン」

トイドローンでも撮影は可能です。しかし、本格的に撮影を求める場合には、カメラ付きドローンが必要です。別名「空撮ドローン」とも呼ばれるカメラ付きドローンは、トイドローン以上の長時間飛行ができ、撮影映像のクオリティもアップします。

ただし、機体総重量100g以上のカメラ付きドローンは航空法の規制対象です。トイドローンでは不要だった機体登録や飛行許可申請が義務となり、航空法に定められた飛行ルールを遵守した操縦が必要となります。

災害時や点検などに利用できる「産業用ドローン」

産業用ドローンは、撮影以外のさまざまな産業分野で使われており、作業の効率化や低コスト化、人間では危険な場所でのリスク軽減で活用されています。

例えば、農業では農薬散布で業務効率化を、建設業では測量や点検をドローンを通して行います。人間の立ち入りが難しい危険な場所や高所での撮影が可能です。

無線機での遠隔操作以外に、自律操縦機能で動くモデルもあります。ある一定のエリア内を自律飛行しての撮影やデータ収集作業、人命救助など、今後の物流や業務効率化に欠かせない存在となることでしょう。

ただし、高度な業務をこなす産業用ドローンの操縦には、技能証明の取得が必要です。

②ドローンのバッテリー

遠隔操作で利用するドローンは、バッテリー無しでは動きません。ドローンが飛行できる時間(最大飛行時間)も、バッテリー容量によって差があります。ドローン購入時には、バッテリー容量も必ずチェックしておきましょう。

航空写真撮影のためのドローン購入を検討している場合は、バッテリーの最大飛行時間が15〜30分程度のものを選んでください。当日の天候や撮影内容によっては、撮影時間が長引くこともあります。予備のバッテリーを購入しておくと、急なトラブルにも安心です。

趣味のドローン飛行を楽しみたいだけであれば、5〜15分程度の短時間飛行のバッテリーで良いでしょう。

③送信機

送信機はドローンの遠隔操作に不可欠。ラジコンでお馴染みのコントローラーを両手で持ち、スティックを動かして操作します。上昇・下降・左右の操作を指先で直感的に操作しやすく、初心者にも手軽に使えるはずです。

送信機のみで操縦できるモデルの他に、モバイル端末を組み合わせて映像を送信するタイプもあります。近年は、モバイル端末不要というモデルも増え、内蔵ディスプレイ搭載のスマート送信機も人気です。

④タブレット・スマホ

スマートフォンやタブレットにドローン操作の専用アプリをインストールして使用するモデルがあります。デバイスのモニター画面にドローンからの映像が表示され、ドローン周囲の環境を把握しながら、安全な飛行が可能です。

専用アプリは、映像表示機能だけではなく、操縦・撮影・データの転送もサポートする機能が搭載されています。初めての人でも操作に迷わないようにナビゲートしてくれるアプリなので、初心者も安心です。

通信状況やバッテリー残量もディスプレイに表示されます。必要な情報を確認しながら使用できるため、飛行中のバッテリー切れの心配もありません。

航空写真撮影におけるドローンの選び方

飛行できる時間で選ぶ

ドローンの飛行可能時間は、モデルやバッテリー性能によって異なります。平均的なモデルの飛行時間は10~30分ですが、長時間飛行ができるタイプも販売されるようになりました。1時間近い飛行が可能なモデルもあります。

短時間~長時間撮影まで、どのようなシーンに対応したいのかで準備しましょう。

短時間の飛行(5~10分程度)であれば、小型サイズを選んでください。30分前後の飛行は大型のドローンがおすすめです。

搭載しているカメラの解像度で選ぶ

ドローン撮影は高画質の機種ほど、映像のクオリティもアップします。動画撮影がしたいのであれば、最低でもフルHD(1,920×1,080)対応モデルを選びましょう。近年は4K以上の5.6K対応のモデルも販売されています。

また、高画質であるほど、保存するSDカードも大容量のものが必要です。フルHD動画(1920×1080、24fps)の撮影で、16GBのSDカードに保存できる動画は40分程度となります。解像度だけでなく、撮影時間も考慮して選びましょう。

機体のサイズで選ぶ

「大型サイズのドローン=クオリティの高い映像」ではありません。

小型ドローンの種類として、5cm以下のマイクロドローンや、ハンドサイズのミニドローンなどがあります。これらは屋内撮影や狭い場所での撮影では欠かせません。企業・施設の紹介動画など、人の細かい動きを追いたい時にも最適です

細かい動きまでしっかり捉えた映像を撮りたい場合は、高性能カメラ搭載の大型のドローンを推奨。どのような映像を撮りたいのかに合わせて、機体の大きさも検討してください。

追加されている機能で選ぶ

近年はオプション機能によって、ドローン初心者でもプロ顔負けの操作・演出ができるようになりました。アプリのインストールによって、機能を増やすというスタイルです。

追加機能

 

  • 映像をリアルタイムで確認して撮影する「FPV」
  • 安全をサポートする「落下防止」「障害物検知」の機能
  • 自動ホバリングをアシストする「GPS」
  • ワンタッチで着陸できる「自動帰還」
  • 機体の向きにとらわれず飛行できる「ヘッドレスモード」

 

ここからは、上記の追加機能についてチェックしていきます。

リアルタイムで映像を確認できる「FPV」

FPV=First Person View(一人称視点)とは、ドローンの映像がそのままモニターで確認できることです。手元のモニターで、ドローンから見える映像をチェックしつつ撮影できるので、データを見ながら柔軟な撮影が可能です。

映像作品やCMでよく見かける、アクロバティックな動きの演出も、このFPV機能で撮影しています。

安全を確保できる「障害物検知機能」「落下防止機能」

障害物との衝突と落下は、ドローン初心者でなくても起こりうる事故です。ある程度操縦に慣れた人であっても、強風や突発的な出来事に気を取られて、安くないドローンを破損してしまうリスクはあります。

そんなトラブルを未然に防いでくれるのが、障害物検知機能・落下防止機能です。

ただし、障害物検知機能の範囲は機体によって異なると知っておいてください。上下左右に対応したものもあれば、前方のみという機種もあります。

自動ホバリングができる「GPS機能」

ホバリングとは、ヘリコプターでおなじみの空中で静止した飛行のこと。ホバリング技術を持たない初心者でも、GPS機能機能があれば簡単にホバリング撮影が行えます。

ただし、GPS電波が届きにくい場所は、機体をロストするリスクもあるので要注意。ビルとビルの間、遮蔽物の多い場所、山間部などが例として挙げられます。

また、GPSで特定の場所を指示し、その場所一帯の自動飛行も可能です。GPS機能を使ったドローン飛行では、農薬散布、測量、データ収集、災害調査等で活躍します。

ワンタッチで着陸できる「自動帰還機能」

初心者の失敗には、操縦中にモニターや撮影に気を取られて、ドローンを見失ってしまうことも少なくありません。しかし、自動帰還機能を使えば、行方不明のドローンがボタン1つで自動で戻ってきます。

この機能があれば、撮影が終わった後も自分で操縦する手間は不要。指定した場所に安全に戻って来る便利機能です。操縦に自信のない初心者には、ぜひほしい機能と言えます。

機体の向きを気にしなくて良い「ヘッドレスモード」

ドローンは前後左右対称のデザインが多く、操縦中はどこを向いているのか操縦者にはわかりません。ヘッドレスモードでは、機体がどの方向を向いていても、コントローラーの動きに従います。

初心者はもちろん、ドローンの操縦にある程度慣れている人であっても操縦が楽になる機能です。

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ドローンの追加機能によって、初心者でも使いやすいモデルが誕生しています。それでも天候や周囲の環境を見ながら、思った通りの航空写真撮影をするには技術が必要です。

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まとめ

航空写真撮影の方法には、ドローン・セスナ機・ヘリコプターを使った方法があります。有人飛行のセスナ機・ヘリコプターと違い、安価で狭い場所でも撮影できるドローンは、制作コストを抑える点でも人気です。

 

ただし、ドローンは広範囲や高度150m以上からの撮影は難しく、天候の影響を受けやすいというデメリットがあることも知っておきましょう。

 

初心者がドローン機材を一から揃えて操作の練習をするのは、かなりの時間と費用がかかります。プロのドローン業者であれば、映像の質の良さはもちろん、制作時間も大幅に短縮可能です。機材を揃えるコストや時間を減らしたい方には、プロへの依頼をおすすめします。

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